7章 多摩大・ソシオビジネス:
 

●1996年に多摩大の主催するベンチャー
 アカデミーに参加して8年になる。
 そこで、ソシオビジネスを提唱する
 北矢行男教授と出会い、今日に至っている。


●ソシオビジネスとは、その特徴は、
 「自社の存続や繁栄が第一義という
 仲間主義の世界と訣別して社会と共生を
 図り、社会の発展に寄与する本業を通じて
 社会貢献する企業」であり、これから日本が
 文化大国に移行する中で、この趣旨に
 賛同し「個の確立をサポートする事業」を
 起こすことを決心した経緯がある。

●自身が企業の仲間主義の弊害を実体験し、このようなことを打破しなければ日本の
 明日は無いと強く思ったことが、ソシオビジネスを自分でも担って行こうということに繋がった
 ものである。
 それは一見MBAの理論と相容れないような主張のようにも見えるが、実はそうではない。
 従来の株主を見過ぎた企業経営に警鐘を鳴らし、企業とは社会の公器であるところに
 視点を当て、企業の向こうに存在する人間について、本来人間=社会を幸せにするために
 企業=ビジネスが存在することにスポットライトを当てたものである。


●即ち、企業が効率性を追求して利益を上げるのみならず、更に高いプラトーを目指して
 企業活動を深めて行くところにこの理念の重要性が秘められている。
 このような理念を追求して行く企業が日本の主流になれば、これが正に経済大国となった
 日本が更に飛躍できるコアコンピタンスとなり、グローバリゼーションに打ち勝って行く秘訣となる。
 他国にも尊敬される所以となろう。
 私が北矢先生を師事してやまない理由はそこにある。


●私が北矢先生に師事して以来、先生にはメンターとしてサポートを続けて戴いている。
 経営や生きて行くことは生易しいことではなく、皆人生の師たるべきメンターが必要となるが、
 今度は私がこれを悩めるビジネスパーソンに伝えることが使命と思う。
 そして、そのような自立した市民をネットワーク化することで、社会の仕組を変えて行くことに
 繋げるのだ。


●江戸末期に坂本龍馬が果たしたような役割を自分が果たすことが自分の使命とも感じる。
 私が生きて行く限り、この使命を果たして行くことは何と素晴らしいことであろう。
 未だ確たるものにはなってはいないが、このような活動がひいては日本の政治をも変えることを
 念頭に置いて残りの半生を生きて行くことが、まさしくソシオビジネスの実践となる。